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杜人(映画を観て)

「杜」とは

 

この場所を

「傷めず 穢さず 大事に使わせてください」と

人が森の神様に誓って

紐を張った場

 

 

       ~映画『杜人』より~

 

は大和ことば

 

環境再生医、矢野智徳さんの自然に対する畏敬の念、

信念が込められている

 

矢野さんは

空気と水の循環を造り、大地を再生している

 

人間の身体にとって必要な

呼吸と血管

空気と血管

空気と血液という循環

 

地球上の大地にとって必要な

大気と水の動き

 

地球全体も身体のように循環しているということ

 

大地も呼吸をしている

 

人間と同じように

 

なぜコロナや水害、地震を含めた災害が、地球規模で、

日夜押し寄せるような環境になっているのか

 

コンクリートで塞がれた大地は

空気や水の循環が悪くなり

グライ土壌化していく

 

グライ土壌=空気や水が循環しない有毒ガスががこもる土の層

 

あらゆる生物環境の機能に問題をもたらしてきている

 

人間の生活習慣病である成人病のように

 

「土砂崩れは大地の深呼吸。息を塞がれた自然の最後の抵抗」

 

矢野さんは

コンクリートに穴を空け

土壌に抜けを造り 水脈を通し

草を撫でるように刈り

風の通りを造る

 

大地が深呼吸を始める

大地が蘇っていく

 

「すべての生き物たちは、自分の生活に見合った、この役割分担を担っている。今の時代の人だけが、この循環を支えているのではなく、阻害してしまっている」

 

「アリも、バクテリアも、そして大きな動物たちも、大地に空気や水が循環できるような日常生活をちゃんと送っている。それに気づいたとき、今、自分たちに何ができるのか」

 

山、海、川

ただ自然の中に身を置くだけで

自然の中で呼吸をするだけで

私に還るという感覚になる

どんな状態でも全てを包み込んでくれる自然

 

自然を蘇らせるために

植樹をする

 

単純にそういうことではなく

 

樹々を蘇らせるためには

 

風の通り道 光の通り道 水の通り道

を読んで 手を加えていくこと

 

『杜人』

 

自然への敬意を込めて

自然と関わっていき 大地を蘇らせている

矢野智徳さんの挑戦

 

たくさんの人に観て欲しい

感じて欲しい

 

すべてのいのちが輝いていきますように✨